現在老後の安定した収入や相続税対策などの理由でアパート経営をする人は少なくありません。しかし長期的に経営するためには、経営破綻の大きな要因となる家賃未払いへの対策をしっかり行っておく必要があります。未払い理由は大きく無意識のものと故意的で常習的なものの２つに分けることができます。前者の場合は連絡をとることですぐに解決できることが多いですが、後者はそうはいきません。

また大家さんの対応次第では無意識であったことから常習的に行う行為へと変わってしまうということも起こりえます。このような最悪の事態を未然に防ぐために必要な未払い対策としては、必ず繋がる連絡先を把握しておくということ、そして滞納が生じた際には日にちを置かずにすぐに連絡をいれるなどの対応を行うことが何よりも大切です。連絡先を把握するには入居時にしっかりと審査を行い、身分証明書など提出書類を自分の目で確認することが大事です。この際に連帯保証人との関係や職場や実家の連絡先など可能な限り多くの連絡先を把握しておくと滞納発生時にすぐに対応できるようになります。また契約更新時にも改めて身上書を提出してもらい保証人や連絡先の変更はないのか確認しておくことも重要です。

さらに滞納発生時の対処としては感情的にならず契約内容に忠実に、迅速に対応する姿勢を示すことが常習的な滞納を防ぐ効果的な方法と言えます。情をはさまず事務的にこなすことが大事になります。このような対策でも心配な場合には民間の賃貸保証会社を利用する方法もあります。

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